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2025年12月25日
2025年世界仮想通貨浸透率ランキング、シンガポールと米国がリード 日本は47位=Bybitレポート



暗号資産取引所Bybitは、2025年時点における世界仮想通貨浸透率ランキングをまとめた最新レポートを公開した。レポートによると、仮想通貨の普及度でシンガポールと米国が世界をリードする結果となり、日本は47位にとどまった。
ランキングは、仮想通貨の保有率、取引・利用状況、規制環境、金融インフラの成熟度など、複数の指標をもとに算出されている。シンガポールは、明確な規制枠組みと金融ハブとしての地位を背景に、個人・機関投資家の双方で暗号資産の利用が進んでいる点が高く評価された。
米国も上位にランクインした。ビットコイン現物ETFの承認以降、機関投資家による資金流入が拡大し、仮想通貨が伝統金融の一部として 組み込まれつつあることが、浸透率向上の要因とされている。
一方、日本は47位という結果となった。Bybitはその背景として、税制面の負担の重さや規制の厳格さを指摘している。特に個人投資家にとっては、利益確定時の税負担が仮想通貨の保有・利用を抑制する要因になっている可能性があるという。
ただし、日本市場は安全性や利用者保護の面では依然として高い評価を受けている。取引所の信頼性や規制遵守の水準は高く、「普及スピードは遅いが、基盤は安定している市場」と分析された。今後、税制や制度面での見直しが進めば、ランキングが改善する余地は十分にあるとみられている。
Bybitのレポートは、仮想通貨の普及が価格動向だけでなく、各国の政策・制度設計に大きく左右される段階に入っていることを示している。







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