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2025年10月28日
「仮想通貨投資商品に約1,400億円の資金流入 米利下げ観測でビットコイン中心に買い戻し」

暗号資産(仮想通貨)投資企業CoinSharesのリサーチ責任者ジェームズ・バターフィル氏は27日、先週のデジタル資産投資商品への資金フローが約9.2億ドル(約1,400億円)の純流入となったと報告した。
米政府閉鎖の影響で経済データの発表が限られる中、9月の米CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回ったことで、FRB(米連邦準備理事会)が年 内に追加利下げを行うとの観測が強まったことが背景にあるという。
CoinSharesのデータによると、前週は純流出だったビットコイン(BTC)関連商品において、今回は約9.3億ドルの純流入が発生。FRBの利下げ開始以降、ビットコイン商品への資金は着実に積み上がっているものの、**年初来では302億ドル(約4.6兆円)**と、昨年の416億ドル(約6.4兆円)をまだ下回る水準だ。
なお、FOMC(連邦公開市場委員会)は現地時間28~29日に開催予定で、市場では0.25ポイントの利下げが行われる確率が97.8%と見られている。
一方、アルトコイン関連商品では、イーサリアム(ETH)から約1.7億ドル(約258億円)の純流出が発生。5週間ぶりの資金流出となったが、2倍レバレッジ型のETH商品には引き続き需要が見られた。
また、XRPやソラナ(SOL)商品には純流入が確認されている。
国別では、米国やドイツがプラスとなる一方で、スイスからは資金流出が見られた。バターフィル氏によると、スイスの減少分は「売却によるものではなく、提供企業間の送金による一時的な資金移動」が主因だという。







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