
2025年11月5日
ビットコイン急落、CryptoQuantが「7万2,000ドル」警告 ETF需要低迷で下値リスク拡大

オンチェーン分析企業クリプトクアント(CryptoQuant)は、ビットコイン(BTC)が10万ドルの重要ラインを維持できなければ、今後1〜2カ月で7万2,000ドルまで下落する可能性があると警告した。
同社のフリオ・モレノ調査責任者はThe Blockの取材に対し、「価格が約10万ドルの領域を維持できず 下方ブレイクした場合、1〜2カ月で7万2,000ドルまで落ちるリスクが高まる」と指摘。11月5日朝にはビットコインが5月以来初めて10万ドルを下回り、過去24時間で2,500億円相当のポジションが強制清算された。
モレノ氏によれば、今回の下落は10月11日に発生した「トランプ関税発表によるフラッシュクラッシュ」以降の現物需要減少を反映しているという。特に米国ではETFの資金流出(ネガティブフロー)や、コインベースでの価格プレミアム低下に見られるように、買い需要が冷え込んでいると分析した。
CryptoQuantが公表する「ブル・スコア・インデックス(強気指数)」も20まで低下し、明確に弱気圏内に突入している。モレノ氏は「より高い価格帯で供給を吸収できるだけの需要がない。それが価格下落の理由だ」とX(旧Twitter)上で説明した。
一方で、スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏は、「短期的な10万ドル割れは避けられないが、マクロ環境が改善すれば長期的には再び下回らない可能性がある」との見方を示していた。
なお、米中貿易協議を巡っては、中国が米国産大豆の大量購入を示唆する一方、レアアース輸出規制を1年間延期する可能性が浮上している。金融面では、FRBの12月追加利下げ観測が後退しており、パウエル議長は「12月の利下げは既定路線ではない」と発言。市場の不安定さを助長している。












