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2025年11月7日
JPモルガン、ビットコイン価格予測を17万ドルに上方修正 「ETFフローと金市場のシェア拡大」が条件
米金融大手JPモルガン・チェース（JPMorgan Chase）は、最新のリサーチノートでビットコイン（BTC）の長期価格予測を17万ドルに引き上げた。これは、従来の15万ドル予測からの上方修正となる。
JPモルガンは、「ビットコインETF（上場投資信託）の資金流入」と「金市場のシェア拡大」を主な上昇要因として挙げた。
同社のアナリストチームは「ビットコインがデジタル・ゴールドとして機能するためには、金ETFの市場価値に対して約25%のシェアを獲得する必要がある」と指摘。その条件が満たされた場合、BTC価格は17万ドル（約2,600万円）に達する可能性があると試算した。
また、現在のETF資金流入ペースは安定しており、米国を中心に機関投資家の長期保有意識が強まっていると評価。これにより、ビットコイン市場のボラティリティが低下し、より成熟した資産クラスへと進化していると分析した。
JPモルガンはさらに、マクロ要因としてFRB（米連邦準備制度理事会）の金融政策転換やドル供給量の増加がビットコインに追い風になると指摘。特に2025年にかけてインフレ率が再上昇する場合、ビットコインは「金融ヘッジ資産」としての役割を強める可能性があるとした。
アナリストは「現時点の評価では、ビットコインは依然として金よりもボラティリティが高い。しかし、ETFを通じた信頼性の高い保有構造が確立されれば、“デジタ ル版ゴールド”としての地位が本格化するだろう」とまとめている。
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